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竜とそばかすの姫のTERUのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まさに、現代版『美女と野獣』って感じでしたが、個人的には細田監督の作品としては『サマーウォーズ』の次に良かったと思います!!。

母を喪って現実で好きな歌を歌えなくなったが、「U」の世界で圧倒的な人気を誇る歌姫・ベルとしての顔を持つ女子高生・すず、父からの虐待に耐え忍ぶ現実を持ち、「U」の世界ではその秩序を乱し忌み嫌われ恐れられる存在・竜としての顔を持つ少年・恵、それぞれの抱える葛藤や孤独がすごく胸に突き刺さりますし、正反対だけどお互い少し似てるところがありますね(T-T)。

それにしても、竜の信用をかち取るために自ら「アンヴェイル(現実世界での姿に戻す)」したり、恵の父親に臆すること無く立ち向かったすず/ベルの覚悟と成長と歌には、かなり感動しましたね(ToT)。

余談ですが、今作に登場した仮想世界「U」は、おそらく『サマーウォーズ』で描かれた仮想世界「OZ」をさらに発展させた仮想世界だと思いましたね。
なんせ、コミュニケーション機能やクジラが「OZ」のと似ていましたから、それなりに共通点は沢山ありましたね(*-ω-)。
しかし、自身の生体データを基にAs(アズ)と呼ばれるアバターを生成し、デバイスを介して意識や五感情報をAs(アズ)に投影させて「U」の世界でAs(アズ)を動かすっていう機能は、『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』などを感じさせてくれましたね-w-w。
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