このレビューはネタバレを含みます
久々のちゃんとした連休で、やっと映画生活に戻ってこれてうれしい!
個人的に好きな作品だった。
主人公は「そうはならんやろ」という情緒で失笑ものだし、ベルとすずに大きな人格差があること、大人がついていながらすずを危険の待つ都内に1人で行かせたこと、肝心のDV解決の描写がなく「なんとなく頑張る」で終わっていることなどは気になる。
でも物語のアウトラインはすてきだ。
すずが「でも、やっと歌えた」と呟く序盤でなぜか込み上げるものがあり、泣くところでもないのに涙が止まらなかった。
最後のライブシーンもぼろぼろに。
そして音楽が素晴らしい、素晴らしすぎる。
中村佳穂さんの歌声がすごい。耳に心地よい…声量、表現力、声質…非凡だ。もちろん何曲か買った。
全世界に顔出ししてしまったすずのその後が気になる。平凡な人生は歩めまい…という野暮な感想で終わりにしておく。