こぅ

truth 〜姦しき弔いの果て〜のこぅのレビュー・感想・評価

truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)
4.1
偶には邦画、偶邦シリーズ③

Blu-rayのジャケ写に惹かれて鑑賞
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[〜かしましきとむらいの果て〜]

「真論:あんたさぁ、潮吹いた事ある?
真弓:都市伝説ですよね?
さな:そういう状態になる方もいるんです
ワタクシ、、吹きました」

堤幸彦監督が監督 50作目 に選んだ本作は、文化庁からの助成金700万円、撮影2日間の低予算インディーズ【ミステリー・コメディ・会話劇】。


突然亡くなった恋人(佐藤二朗)の部屋で3人の女性達が鉢合わせ。
元ヤンでシングルマザーの真論(福宮あやの)、
セレブな医師・さな(河野知美)、美貌を武器に受付の仕事をしている野心家の真弓(広山詞葉)、、、
異なる個性の3人と彼は、[三股]していて、亡くなる直前、それぞれに「帰ったら大事な話がある」と留守電を残していた。
何故彼は亡くなったのか、、
3人は、我こそ彼に最も愛された女だと主張を始める…。


簡潔なアヴァンタイトルの3人鉢合わせ〜
キャットファイトの形相から笑うべきか⁈

密室(ダーリンの部屋)のシチュエーションで、【三者三様したたか女】のキャラを立たせた脚本。
舞台劇 のような大袈裟なセリフ回しと演技。
3女優の掛け合い(テンポ)も悪くない。
自慢話から始まり、三者とも嫌味で一歩も引かないマウント合戦。

絵画にされたモデルの貧乳ネタ、
エッチ回数、オーガズム、口腔性交、潮吹き他、低俗(良い意味で)ほぼ 【下ネタオンパレード】に苦笑。

中盤以降は、
ジェットコースター⤴︎⤵︎状態で、和解〜再戦〜は、少しクドく、も少しスッキリ(数分カット)させて欲しい。

クライマックスは、
彼の残したラスト留守電の謎に迫る ミステリー の解決(推測)編。
映画的クサい演出もあり、、
大スターの死因と無理矢理被せてきたか〜

バカバカしいだけでは終わらせていない、、
【真摯なテーマ】へ。


リド・スコ監督人気作の アレ とまでは言わないが、女達の前代未聞で滑稽な決断の画は、作品の流れからトータル感あってベターなエンディング。
こぅ

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