144/144 '24完
昨年度ラスト鑑賞作品。
[追悼 ドナルド・サザーランド('24 6/20死去)]
ルチアーノ・リッチ監督による、
ゴシック・ホラーと言うよりも【サイコ・スリラー】。
絞首刑のトリック芝居を売り物にしている旅の一座が、人里離れた古城での公演を依頼される。
破格のギャラに目が眩んだ座長のブルーノ(ジャック・スタニー)は、座員を引き連れ、遠路遥々依頼主であるドラゴ伯爵(クリストファー・リー)の居城へと向かう。
日がとっぷり暮れた頃、ようやく目的地に辿り着いた一行は、不気味な静寂に包まれた城の門をくぐる。
そこで彼らが見たものは⁈
彼らを招き入れたドラゴ伯爵の真の目的は何か?
彼らは生きて帰ることが出来るのだろうか?
🙆♂️🙅General review (help the chooser)
原題の響きが良いな〜。
開始早々、
一座の絞首刑トリックショー。
メンバーは、座長のブルーノ、紅一点のローラ(ガイア・ジェルマニ)、
小人症のニープ(アントニオ・デ・マルティノー)、地味なジョニー(エンニオ・アントネッリ)、ダート(ルチアーノ・ビゴッツイ)。
観客の1人に巡査(ドナルド・サザーランド)。
怪しい使用人、サンドロ(ミルコ・ヴァレンティン)から大金に成るオーダー(城への招待)が入る。
ダートは、ブルーノとギャラを巡って対立、殺し合いの喧嘩になるが、部外者、エリックに救われる、、
一座は、ダート解雇でドラゴ伯爵の城へと向かう。
主要メンバー紹介と先の展開提示が簡潔だ。
到着前に、
不気味な老婆(ドナルド・サザーランド)の虚言。
城に入ると部屋には、動物の剥製だらけ。
使用人、サンドロとドラゴ伯爵が登場。
その晩に
早速、ショーを披露するが、ブルーノ得意の絞首刑ショーが失敗し、亡くなった。
誰かが、ロープに細工を、って不可能な状況で、逆恨みのダートか⁈泥酔のせいか⁈ドナルドの巡査も来るが、犯人は結局、言及されず終い。
古城と
ロケ地(怪物公園)は良い。
伯爵のマッドサイエンティストとローラに色目使う、
エリックとローラの美男美女ラヴ、などゴシック定番な要素は踏襲している(特に新味無し)。
ローラの
ワインの中には毒が、、
被害者となったニャンコが振り向きざまに固まる/死ぬシークエンスが、画面◯◯ というアイデアは奇抜。
薬の矢で目を射抜かれて固まったジョニー、
ローラと
ニープは、伯爵のした秘密を知ってしまう。
知られた事を知った伯爵は、使用人に、、
ニープvs使用人。
中々男気有ってすばしっこいニープだったが、捕まって城の上から放り投げられたニープ、、
悪さに
ついては、伯爵よりも使用人が勝手に大活躍⁈していた。
その数々は誰の仕業⁈とは隠さず、この辺りはフルオーブン。
ローラは、
なんでまた城に逃げ込むの⤵︎⤵︎
エリックに会えたローラ。
伯爵は、エリックとローラに数々のコレクションを見せる。
クライマックスは、
警察や、いつのまにか老婆もいて剣戟に。
伯爵の
最期は、自業自得。
カット多め
だったのか、シークエンスの繋がりの悪いところがチラホラ⤵︎
’63年よりもっと古い印象⤵︎
ヒロイン、ローラ役のガイアが美人⤴︎
ドナルド(28)は、
デヴューながら2役をこなして中々の快演だった!
終盤には、巡査と老婆 が巧く 共演 するシークエンスも有り。