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クライモリのeigadaysのネタバレレビュー・内容・結末

クライモリ(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アパラチア山脈にマウンテンメンが住んでいるというお話。

本作は2003年に製作された『クライモリ』(今まで計6作品が製作)のホラー・フランチャイズの最新作。海外ホラーファンの間では Wrong Turn 2021 とか Wrong Turn 7 と呼ばれてます。

オーストラリアでは"WRONG TURN : THE FOUNDATION"として公開。

ティーザーヴィジュアルは野生動物(たぶん雄鹿)のヘッドスカル。

オリジナルの脚本を手がけたアラン・B・マッケルロイが本作の脚本にも参加しています。

6人の男女がアパラチアン・トレイルに向かいます。80年代のホラー映画と違って、それぞれ学もあって、一応良識的という若者たちにアップデートされてます。

でもマウンテンメンにとってはそんな若者の属性は関係なく、狩猟場を荒らす彼ら・彼女らを容赦無く狩ります。

RUN & HIDE で頑張るのですが、山の中でマウンテンメンを出し抜けるわけがありませんよね。

オリジナルと大きく異なる設定としてマウンテンメンは奇形食人族ではありません。この改変が海外ホラー映画ファンの間で議論を呼んでいます。

ホラージャンルを土台にして、トランプ政権が炙り出した社会の歪みの一因である原理主義者への批判がそこには見受けられます。そういう文脈で見ると実に意義深いリブート。『ミッドサマー』の影響もあるでしょうね。わざわざスウェーデンまで行かなくてもアメリカにもホルガ村っぽい所あるぜよっていう具合に。

原理主義へ同化する描写をあまり描かない事が、衝撃的なラストの展開とちょっと見たことのないエンドロールの扱い(こう説明するしかないです)につながっています。

主役のジェニファーを演じるシャーロット・ヴェガ、注目株です。

あと、オールドファンには嬉しい、マシュー・モディーンの父親役。
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