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クライモリのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

クライモリ(2021年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

2022/01/01鑑賞。42点。
2022年1発目はやっぱりこの映画。

〈見所〉
・【クライモリ】として見れば超駄作。マウンテンマン×グダグダの脚本×不必要なエロが揃ってて初めて【クライモリ】。
・【ラストサマー】×【ヴィレッジ】って感じ
・主人公の彼氏と大木に潰さなかったゲイが見分けが難い
・どうせ見えるなら頭に布を被せる意味がない
・【闇の刑】エグすぎ。
・食人鬼の映画…もしかしてジェニファーは【クライモリ】のファン??

〈あらすじ・ネタバレあり〉
1859年。
南北戦争が始まる前に、アメリカの崩壊を予言した人々は独自に集落を作り【新国家】と名付けた。
【新国家】の存在は、付近で暮らす人々に知られているが、タブーとして誰も詮索はしなかった。

現在。
ジェニファーは、ハイキングのために5人の友人たちと南部の閉鎖的な田舎町を訪ね、その町のレンハウス・ホテルに2泊する。
友人たちというのが、異人種カップル(白人女+黒人男の組み合わせ)、ゲイのカップル、イキリまくった都会人という構成で、保守的な南部の人間に喧嘩を売りにきたのかと思うレベル。
町のバーでは、ネイトという飲んだくれと一悶着あるが、ジェニファーの起点で丸く収まる。

ジェニファーら6人が舗装された道を外れて森の奥に進んでいくと、大木が落ちて来る。
ゲイのカップルの片方が大木に潰されて死亡。

森を抜けようとするが、大雨に見舞われた上遭難してしまい、テントを立てて睡眠を取る。
目覚めると友人の1人・ミラが姿を消し、全員分の携帯が何者かに持ち去られていた。自分たちがテントを立てた場所の周り周囲は墓地であることがわかり、【新国家】による排他的な文章が刻まれた碑を見つける。

以前町の外れで見かけた少女・ルーシーと森で再会したジェニファーと(ミラの彼氏の)アダム。話を聞こうとしたところルーシーには逃げられる。アダムは何者かによって足に鎖をつけられ、引っ張られて姿を消す。

アダムを連れ去る鹿のマスクを被った2人組を森で見つけたジェニファーらは、アダムを取り返す。だが、アダムはミラを殺されたと思って2人組のうち1人を殴り殺し、もう1人に逃げられる。
そこに、ミラが戻ってきて「トイレに行ってた」と言い出す。勘違いで人を殺してしまった(というより人殺す時点でダメ)アダムだが、「森に罠を仕掛けるこいつらが悪い!死んで当然」と殺人を肯定し、ジェニファー以外もそれに同調して森から抜けることにする。

やがて、(大木に潰されなかった方のゲイ)ルイスは連れ去られ、ミラは落とし穴に引っかかった後、鹿マスクに弓矢で殺される。
一度は鹿マスクから逃れたジェニファーとその彼氏・ダリウス、アダムも結局捕まって監禁される。

鹿マスクたちの暮らす集落は、【新国家】と呼ばれる南北戦争前に避難した人々が作り上げた土地。
外界と切り離された土地で、争いや病気もなく、独自の言語と設備で生活していた。

ジェニファー、ダリウス、アダム、ルイスの4人は、森で起きた殺人罪で裁かれることになる。
アダムに兄を殴り殺された男は、「森に仕掛けた罠は鹿を狩るための道具だった。そこにアダムが引っかかっていたので助けようとしていたのに、目の前で兄を殺された」と言う。
鹿マスクの首長・ヴェナブルは、アダムが森の中でやったように彼の顔を何度も叩き潰す。
ルイスには【闇の刑】が執行され、両目を焼かれて地下牢に監禁される。その様子を見たジェニファーとダリウスは、ヴェナブルに取引を申し出る。「ジェニファーは子を産む奴隷として、ダリウスは労働奴隷としてこの町に貢献する」と。首長はそれを受け入れ、2人を生かすことに。

それから6週間後。
ジェニファーの父・スコットは、行方不明になった娘を探すため、現地を訪ねたものの、地元住民からは手掛かりを得られない。
唯一娘を見かけたと証言してくれた飲んだくれのネイトは、「アパラチア自然歩道に行った。だが、あの森の奥まで行けば生きては戻れない」と警告する。

スコットは、レンハウス・ホテルのオーナーから【新国家】の存在と彼らの歴史について聞かされ、ジェニファーがそこにいると直感する。
オーナーから、かつて【新国家】の住人に襲われて生き延びたハンターのエドを紹介されたスコットは、彼を5000ドルで雇い、娘を奪還することに。
しかし、エドは罠に引っかかって死んでしまう。孤立無援になりながらもスコットは森の奥へ進んで行くが、すぐに【新国家】に見つかる。

【新国家】の住民に捕まったスコットは翌朝処刑されることが決まる。首長・ヴェナブルの妻になったジェニファーと再会しショックを受けるスコットだったが、ジェニファーは洗脳されたフリをしていた。

住民が寝静まった後、井戸の底に監禁された父親を脱出させたジェニファーは、ルーシーから【新国家】を出るための出入り口がどこにあるかを聞き出す。外の世界に憧れるルーシーを連れていこうとするジェニファーだが、ルーシーは【新国家】に留まる方を選択。

ルーシーの言う出入り口とは、【闇の刑】で使われている地下牢だった。地下牢を進んで行くと、目を焼かれた大勢の人々が生きるために互いの肉を食う光景が広がっていた。
ルイスの姿を見つけたジェニファーは、楽にしてやるため彼を射殺する。

地下牢から地上に出たジェニファーとスコットは、追ってくる【新国家】の住民を殺しながら、森の中を逃げ回る。
そこに、以前田舎町で会った差別的な飲んだくれ・ネイトと再会を果たす。ネイトは、6年前甥っ子を【新国家】の住民に殺された過去があり、娘を探すスコットが無茶をしていると思って追いかけてきたのだった。
ジェニファーとスコットはネイトに救われ、【新国家】の住民が追いかけて来れないように、森に火を放って逃げる。

それからしばらくして、父親の仕事を手伝うようになったジェニファー。
そこに、ルーシーを連れてヴェナブルが家を訪ねて来る。
「【新国家】に戻って来なければ家族を殺す」と言うヴェナブル。
ジェニファーは彼に従って戻るふりをするが、ヴェナブルと彼の取り巻きたちを皆殺しにすると、ルーシーを連れて帰宅する。

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ルーシーの両肘の怪我が気になる
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