しろくま

科捜研の女 -劇場版-のしろくまのレビュー・感想・評価

科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)
3.5
2022.10.13/224/図書館DVD
〝ダイエット菌に毒性があるというが、彼女は半年も飲み続けている。榊さんの仮説と矛盾しませんか。自分を科学者というなら、憶測で発言せず、科学で証明すべきでは〟

劇場版ということで、科捜研の榊マリコ(沢口靖子)と捜査一課の土門刑事(内藤剛志)らレギュラー陣に加えて、歴代のキャストが総出演で、まるで同窓会みたい。マリコ様がこの人脈を有効活用。相変わらずのムチャブリで鑑定の規模もスケールアップ。難事件を次々と解決してきた彼らが挑むのは、ウィルス学や細菌学の科学者の連続不審死事件。

佐々木蔵之介さんが胡散臭い科学者役を怪演。研究室も謎のドーム型でまるで無菌室。被験者は一卵性双生児というが、似ても似つかないぽっちゃりさんとスリムさん。体重差がある本物の双子か姉妹っていなかったのかな。絶対に怪しいダイエット菌だが、本当に毒性があるのか、無害にできるのかが分からず、最後まで見入ってしまった。年末や正月の2時間SPよりも力が入っているのが分かるマリコ様の命がけのフルスイングな映画。〝相棒〟みたいに劇場版の続編やスピンオフが作られるといいね。
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