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シルヴィ〜恋のメロディ〜のMaoryu002のレビュー・感想・評価

シルヴィ〜恋のメロディ〜(2020年製作の映画)
3.5
1957年、ニューヨークで戦地にいる婚約者を待つシルヴィ(テッサ・トンプソン)はサックス奏者ロバート(ンナムディ・アサマア)と出会い恋に落ちる。シルヴィは妊娠するが、夢を追いツアーに出るロバートとの別れを決める。時が経ち、再会した2人は再び恋に落ちるが、そこには幾多の困難が待っていた。

過ちとすれ違いを繰り返す2人は、見ていてひたすらもどかしい。
ものすごい回り道によって際立つ2人の絆は、懐かしいどこかでみたようなメロドラマで、逆に新鮮にも感じた。

裕福な黒人社会を舞台に、女性の自立というテーマを絡めてはいるものの、やはり純恋愛映画。
現実には、恋愛と夢のどちらかをシビアに選択する場面はあるはずだけど、こんなラストも暖かくていい。

テッサ・トンプソンがステージに上がる場面があるかと思ったけど、それはなかった。笑
彼女がレコード屋の店員からキャリアウーマンまで、年齢はもちろん、顔つきや振る舞いまで変化を見せて演じていたのが印象的だった。一方でロバートの方に魅了が感じられなかったのは残念。

あと、回想シーンを多用し過ぎじゃないかな。
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