「本当の仕事」をする男たちの冒頭のチチャの下りが特大ブーメランで笑った。
そんな彼らの日常は僕が思い描いていたのんべんだらりとしたイメージとは違い、仕事熱心であった。(チチャ・シエスタは多いが)
ヴィジョンを得ては新しいプロジェクトを構想し仲間と共に進め、自身の感覚と認識を頼りに新たな薬草を調合する。もちろん経済システムに組み込まれているが、あくまで共同体の中は相互扶助の関係っぽかった。(チチャはお金で取引されているが)
セバスティアンは最後、森こそが資産であり自分そのものだと言っていたが、まさに森で取れたバナナを食べ、ヤシで家を作り、チチャを飲み、マイキュアで未来を描いていく彼は循環する自然の一部分なのだ。
観賞後ピッカピカの渋谷の街を歩きながら自然との距離感を見つめ直す、自然への想像力を養う必要があるとしみじみと思った。あと映像やばい!虫とか!