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戦艦バウンティ号の叛乱のJimmyのレビュー・感想・評価

戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)
2.5
18世紀、英国の軍艦バウンティ号は「パンの木1000本を得る」という使命を帯びて南海タヒチ島に向かって出帆したが、船長の暴挙に乗組員たちが耐えに耐えかねて、叛乱を起こす物語。叛乱その後も描かれている。

バウンティ号の船長(チャールズ・ロートン)は独裁者であり、自分に反論する者などを決して許さず、ムチ打ちの刑・帆船のマストに暴風雨の中で上らせる罰・足枷をはめて地下牢にぶち込むなど、暴挙の限りをふるっていた。
だんだんと船長を憎み始める船員たち。中でもクリスチャン(クラーク・ゲーブル)は「この船は2年でイギリスに帰れるのだから…」と最初は船員たちを慰めていたが、やはり彼も憤るようになっていく。

そんな物語の中で、タヒチ島に着いてからのホノボノとした光景はホッとする。

強弱ついた物語はこびが見事。


オリジナルは132分だが検閲により短縮されて、邦題も「戦艦バウンティ号の叛乱」の“叛乱”が問題となり「南海征服」となった。後年「戦艦バウンティ号の叛乱」に改題、オリジナル版で公開された。現在観られるのはオリジナル版。
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