スティーヴン豆腐

アウシュヴィッツ・レポートのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

3.0
森で貰ったパンでっか😋

アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所の悲惨な実態を外部に伝えるため決死の覚悟で脱走を実行した二人のスロバキア人の実話。
脱走後に彼らが作成した報告書は連合軍に提出され、12万人以上のハンガリー系ユダヤ人がアウシュヴィッツに強制移送されるのを免れた。

脱走者の二人は映画中盤辺りまで収容所敷地内の資材置場に掘った穴に隠れているため、話が進まない。二人が行方を眩ましてから数日後、捜索の手が緩むのを見計らって収容所からの脱走を決行するが、そこから先は負傷した足の痛みに悩まされる以外は特に大きなトラブルもなく赤十字に保護される。
実話ベースの話にドラマチックな脚色をすることほど野暮なものは無いが、映画としては抑揚と緊張感に欠け退屈に感じてしまった。