ジジョ

スペンサー ダイアナの決意のジジョのレビュー・感想・評価

3.2
心のバランスを崩してしまったひとりの女性の物語として観た。
君主制は形を変えて私たちの日常にもある気がする。「らしさ」を押し付けられ、箱に押し込まれたような息苦しさは誰もが陥ることで、人ごとでは無い気がして苦しかった。

消えそうな彼女を必死に食い止めていたのは、アンでもマギーでもなく子供たちの存在だったように思う。大切な人の苦しみを見ながら自分の無力さを感じる辛さよ、、。ずっと子供たちに想いを馳せながら、彼らの気持ちを想う映画だった。
ジジョ

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