「楽しむこと」を強要されるクリスマス
エリザベス女王、ダイアナ妃それぞれのドキュメンタリーを観ていたので、ちょっと共感しすぎたかもしれません。
人々の理想の王室を体現するべく、無意味な伝統が積み重なって身動きが取れなくなった王室。その中でもがき苦しむダイアナ妃。
そんな彼女に突き刺さる世間の目を代表するようなグレゴリー少佐。
誰も1人の人間として接してくれない閉塞感と、裏切り続ける夫。
響き続ける不協和音とガラスがぶつかり合うような音。
妄想と現実の境が分からなくなっていき、ついに本当のダイアナを取り戻す決意をするシーンはすごい緊張感でした。
自分らしくいられる平凡な私は、実は幸せなんだな。
嫌なこともいっぱいあるけど。