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スペンサー ダイアナの決意のeigajikouのレビュー・感想・評価

4.1
クリスティンとダイアナは似てないのに、クリスティンは演技力とメイクと衣装でダイアナになり切っていて“ダイアナ”に見えた。
ラストまでとにかく見ていて辛かったけど、全てはラストの解放感への“溜め”だったと思えた。
ショットへのこだわりが半端なかったし、さっき『ロスト・キング』でフィリッパ・ラングレーやってたサリー・ホーキンスがサラッといい味で出てきたり、ハリー王子役の子が上手かったり、アン・ブーリンの幻影の説得力とか、ティモシー・スポールの慇懃無礼な感じとか、チャールズの冷たさの的確な表現など細かい描写に神経行き届いており素晴らしかった。


(本作は公開時にとても見たかったのに見逃してしまったから、やはりとても見たかった『ロスト・キング』と2本立ての贅沢な鑑賞で最高だった)

キネカ大森名画座
《誰も知らない大河の片隅》
『ロスト・キング 500年越しの運命』と2本立て
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