ブラウデ家族は逃れようのないアウシュビッツへの船に・・
秘密国家警察(ノルウェー)は大勢のユダヤ人をドナウ号に乗せた
しあわせに満ち溢れた結婚生活が始まったばかり
ただ格闘家たるチャールズの反骨精神には
父も母も常に戒め忠告や助言を欠かさないでいた
だがユダヤ人として登録することによって
突然の逮捕・・家族は瞬時に引き離される
実に微笑ましいチャールズ夫妻の結婚式💖
父親が照れくさそうにつぶやき背を向けた
あのプロポーズのシーンは素敵だね✨
ホロコーストに関する作品では強制収容所が描かれるが
この作品では特にカメラアングルに惹きつけられる
狂気じみた暴力と罵詈雑言を浴びせる兵士たち
夫婦が兄弟がお互いを探し求める船のタラップ
目の前にある暗闇に一歩ずつ歩み寄るユダヤ人
何ともいえない「視線」に胸が締めつけられた
チャールズを始めブラウデ家族は物静かで
故に物言わぬ「視線」の訴えに吸いこまれる
他のホロコーストに関する作品と比べても
眉間に皺を寄せるシーンが多かった