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ホロコーストの罪人のliftmanのレビュー・感想・評価

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)
3.8
どういうわけか毎年といっていいくらい特にこの時期供給されるナチスーホロコーストがテーマの作品。
結構たくさん観てしまってます。
やっぱりいくつ観ても戦争は辛いです。
とくに民間人まきこむのは最悪。

ノルウェーについて全く不勉強でしたが、ドイツに占領されてナチに協力して、といった歴史をはじめて知ることができました。
こういう映画にしては、前半のボクシング〜新婚生活のシーケンスが意外と尺があって、収容以降の特に暴力のシーンがコンパクトでしつこくない。なんならややおだやか。かといって十分に恐ろしさは伝わってくるのですが。
全編戦争への恐怖と権力の横暴を余す所なく描きながら、画面自体の構図だったり照明だったりの素晴らしさ、クオリティの高さが印象に残りました。
全般的に落ち着いていて、とても丁寧につくられている。そういうところがノルウェーっぽいのかもしれない。
全く知らない監督と俳優陣でしたが、別の作品も観てみたいと思いました。
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