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セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記のIdeonのレビュー・感想・評価

3.0
怪人アスモデウスがノーザンベースの禁書庫を襲撃し、仮面ライダーシリーズの本と戦隊シリーズの本をシャッフルしてしまう。その結果、飛羽真はゼンカイジャーの世界、介人はセイバーの世界に飛ばされてしまった。それぞれの世界でメギドと戦う二人だったが、飛羽真は戦いの最中に章太郎という不思議な少年と出会う…というお話。
スーパーヒーローに敵わない怪人が、ヒーローを手っ取り早くこの世から消してしまおうと、ターゲットに選んだのは、何と原作者だったというストーリー。目論見通りにヒーローが消えた世界で飛羽真は目覚めるのだが、そこではルナも賢人も幸せに暮らしているなど、何となく鬼滅の刃風の展開も見られる。テレビでは叫んでばかりのセイバーの面々が、ようやく演技らしい演技ができている。クライマックスはライダー、戦隊勢揃いが見せ場だが、監督が金田治ではなく田崎竜太なので、物量作戦のバカ映画にはなっていない。火薬は本物でテレビとは段違いの大迫力。本郷猛=藤岡弘、がラストを締めるが、旧1号スーツ、サイクロン号をしっかり再現しているのもポイントが高い。おまけはほぼ1話分のリバイス。新ライダーは電王、Wを思わせるバディスタイルで、全く面白くなかったセイバーに比べると期待が持てそうである。
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