Tomoyo

カラーパープルのTomoyoのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

主演のファンテイジア・バリーノの演技が、繊細な表情から迫力のある罵詈雑言を浴びせるシーン、そして力強い歌までとても圧倒的で美しかった。ストーリーの原作が相当前に作られたものなので仕方ないけども、圧倒的家父長制の家庭の描写はなかなか受け入れることが難しかったし、そこからセリーに抜け出されたアルバートのforgivenessが容易に受け入れられてしまう描写も、キリスト教所以なのだろうけど、個人的にはやはり直ぐに受け入れることは難しいところでもあった。現代的なフェミニズムではないので当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないけど。
ただ、ザ・アメリカンブロードウェイ映画という感じなのは総じて好感を持てた。個人的に大好きなR&BアーティストのH.E.R.が女優デビューした作品、という点もプラスポイントだった。
Tomoyo

Tomoyo