まいこ

漁港の肉子ちゃんのまいこのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.0
明石家さんまの企画・プロデュースで、直木賞作家・西加奈子の同名ベストセラー小説をアニメ映画化。

漁港で暮らす食いしん坊で脳天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽく、すぐ男に騙されてしまう。しっかり者でクールな11歳の娘キクコは、そんな母のことが少し恥ずかしい。やがて母娘の秘密が明らかになり、2人に最高の奇跡が訪れる。

世間ではタブーに近いものをコメディに昇華させようとして反感を買ってしまっている部分が目につく。現実はかなりグロテスクだが、アニメのおかげで本質が逸らされている。ラストカットは「おめードラえもんかよ」と言いたくなるほどだし、普通に気持ち悪い。
だが、それでも私は肉子ちゃんとキクコのやりとりには涙したし、毎度挟まれる食べ物の描写は毎週深夜の30分枠で放送して欲しいとまで思った。一長一短です。




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なんということでしょう、これを持って2022年のレビューストックが尽きたわけですが181本しか鑑賞できていません。
映画鑑賞以外の趣味が出来た、ドラマの供給が激しすぎる、というのが大きな理由ではありますが、なんとなく寂しくも思えてくるな。
MARVEL作品も新作が出たら飛びついていたけれど、ドラマシリーズが混在しはじめて全く追えていない、し、文章を書く機会も減っている……。
とはいえ、趣味バランスの力配分も解ってきたので、徐々に新作(といっていいのか)を観ます………。
『オッペンハイマー』の日本公開日は何時ですか?😃😃😄
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