もっちゃん

スーパーノヴァのもっちゃんのレビュー・感想・評価

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)
4.5
supernovaとは🪐

大質量の恒星や近接してる星々が起こす大規模な爆発によって輝く天体のこと🌌

爆発によって星の本体は四散するが、爆発後の中心部に中性子星やブラックホールが残る場合もある。(wikiより)


ピアニストの≪サム≫🎹(コリン・ファース)
小説家の≪タスカー≫📖(スタンリー・トゥッチ)

若年性アルツハイマーに侵され、愛する人のお荷物になりたくないと願うタスカー。
例え自分を忘れてしまっても、命ある限り一緒にいると誓うサム。。


とても美しいふたりでした🥺
お互いを思いやる関係性が優しくてキレイで😢

ピアニストと小説家という設定があるので、ふたりの思い出の楽曲や小説が絡んでくるのかなぁ🤔と思いきや、そこまで絡んでこない脚本に逆に唸りました🥺
仕事人としての部分ではなく、お互いの純粋なパーソナリティに惹かれ合ったんだろうなというふたりが素敵すぎて🥺

お互いを思いやる無私の愛が描かれる反面、
ずっと一緒にいたい/お荷物になりたくないというお互いのエゴのぶつかり合いもあって。
どちらの想いもわかりすぎるくらいわかるので意見の衝突が辛い😢
エゴなんだけど、根底にあるのは相手への愛🥺

こんな素敵なふたりにも運命は残酷にも近寄ってきていて。。
愛する人の顔を見ても、認識できず不思議そうに視線を返すことしかできなくなる日々がもうすぐそこまで。


ラスト、サムが奏でる「Salut d'Amour」🎹

病に侵されたタスカー。
爆発して散らばる星。

爆発によって強く輝く星がある。
これまでの姿形が散り散りになったとしても、その後に残る中性子星やブラックホールがある。

これまで通りのふたりの生活が送れなくなったとしても、「ふたりの輝き」は決して失われない。


そんな静かな想いが聞こえてくるような、哀しくも力強い演奏が心に響く映画でした🥺
もっちゃん

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