星空の中の一際明るく輝く星が徐々に明るさを失っていくのが悲しくて仕方ない
チープな表現しか出来ないけれど、美しい自然と穏やかに想い合う2人の愛情で涙が止まらなかった
音や色味から2人がいる場所の澄んだ空気まで感じ取れるようで
雑音の混じる余地が一切ない映画館で観て大正解でした
静寂までもがこんなに美しいなんて
女の子とタスカーが夜空を見上げてお話するシーンでまたOPを思い出し悲しくなった
つまり私たちも星ってこと？
そうだ
あの燃え尽きて消えた星がタスカーを表しているようで本来の彼が失われていく過程がまさにそう
タスカーとは全く別だけれど私も今治るか分からない不安を抱えながら薬を飲む日々なので
｢薬を飲むたび自分が病人だと思い知らされる｣
のセリフは胸に刺さった
終盤シーンでのサムとタスカーの食事、きっと2人とも砂を噛み締めるようだったろうな
失って悲しいということはそれはいいものだったのか、そうか…
救われるようでもあるしその事実がより一層悲しくさせる気もするな
