深夜にひとりでポツンと観た
あの英国名俳優ふたりが見事に年老いていた。柔らかく。
2人だけで過ごす穏やかな日々に目標を見つけて2人はキャンピングカーに乗って旅に出る。
道中の喧嘩もきっといつも通り。
じゃれあいみたいに終わってくのもきっとそう。
旅には二つの目標があって、
一つは彼のピアノの数年ぶりの演奏会。
一つは彼が友人たちに感謝を伝える旅。
最後の旅。
どちらかといえば淡々とした映画だけど、じわじわと迫り来る現実は後ろから頭を殴られたみたいにガーンと響いた。
リアルだ。
きっと、映画好きなら一度はスクリーン越しに出会ったことがあるであろう2人の俳優の「かっこいい」じゃない「スタイリッシュ」でもない演技でじんわりと時の流れを感じることができる、そんな映画。
景色が綺麗な映画でした。