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スーパーノヴァのmのレビュー・感想・評価

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)
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メモ:
安楽死や尊厳死については、(この作品で選択肢として直接扱っているわけではないが)、人間として今現在この世に生きている以上目を逸らすことはできない。
平野啓一郎の分人という概念を持ち出すならば、自分の好きな──あるいは、本作のようなケースであれば、「マシ」な──分人で死ぬために、死のタイミングを自らで決めることは許されるのか、ということが大きな問いとして立ち現れる。その意味で、本作に横たわる問題と「自由死」の抱える問題とは、本質的には同じものだと言えるだろう。
小説『本心』を軸に、命に関するその他のあらゆる社会問題なども踏まえて考えてみるのも一つの方法かもしれない。
現時点でこの映画の感想を書くとすれば、終わり方に疑問あり。
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