しぇんみん

ある用務員のしぇんみんのレビュー・感想・評価

ある用務員(2020年製作の映画)
3.8
🎬️キレ味抜群!個性派殺し屋が織りなす血風録

殺された父親の兄弟分である暴力団員・真島に育てられた深見晃。

彼は殺し屋になるべく育てられ、その娘・唯を密かに見守るため、彼女が通う高校で用務員として働いていた。

しかし、暴力団の抗争と内輪揉めにより真島が殺害され、唯も命を狙われることになる。

深見は、戦場と化した学校から唯を救出するため、命がけの戦いに身を投じていく…。

本作は、阪元裕吾監督が手掛けたクライムアクション映画である。

その斬新な設定と、個性豊かなキャラクター、そして何よりもキレ味抜群のアクションシーンが観客を魅了する作品だ。

物語は、高校の用務員として働く主人公・深見晃が、密かにボディーガードを務める真島唯を守るため、暴力団の抗争に巻き込まれていくというもの。

本作の魅力は、何と言ってもそのアクションシーンにある。

阪元監督は、限られた予算の中で、独特な世界観を構築して創意工夫を凝らしたアクションシーンを演出し、観客を飽きさせない。

特に、深見が傷つきながらも敵を倒していく様は、まさに「孤軍奮闘」という言葉が相応しい。

また、深見役・福士誠治の初主演作品でもあり、彼の新たな一面を見ることができる。

そして、本作に登場するヤクザや殺し屋たちは、それぞれ個性豊かで、記憶に残るキャラクターばかりだ。

阪元監督は本当にキャラクター造詣が上手い。

特に、女子高生コンビ・リカ&シホが目を引く。

リカ(髙石あかり)の射撃姿勢とシホ(伊澤彩織)の近接戦闘は必見。

まあ、後の『ベイビーわるきゅーれ』のちさと&まひろに繋がるキャラなので、当然と言えば当然なのだが。(違う世界線の"ちさまひ"だね)

本作は、クライムアクション映画として非常に完成度の高い作品である。

その独特な世界観、個性豊かなキャラクター、そして何よりもキレ味抜群のアクションシーンは、観客を魅了すること間違いなし。

特に、アクション映画ファンには、ぜひとも鑑賞していただきたい作品だ。

2025/04/03
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