どうして自分はいつもこうなのだろう
なぜ普通のことができないのだろう
その理由も解決法もわからぬまま、ただ、生きる
三姉妹の歪さのわけがわかったとき、あぁ…という思いでいっぱいになった
こうして三人は穿たれ、削られ、過剰になったのだ
過酷なシーンを見せずに訴えるという描き方が非常に効果的だったが、そこには「人は何も知らない相手には簡単に変わり者という烙印を押すのですよ、ね?そうでしょ?」という問いかけも隠されており、それにただ無言でうなだれるしかない自分の愚かさを突きつけられるという仕掛けも存在していた
いくら願ってもやって来た今日
生きていて良かったと思える最期を迎えるために生きろ
女優三人の熱演、とりわけ長女がたまらなかった