サーフ

女番長 野良猫ロックのサーフのレビュー・感想・評価

女番長 野良猫ロック(1970年製作の映画)
3.6
不良少女グループが対立する男連中と真っ向から戦いに挑んでいくお話。

主演は和田アキ子と梶芽衣子。和田アキ子は当時20歳で若々しさの中にも貫禄も感じさせる。割と大根演技だけどそれを貫禄でカバー。
もう一人の主人公。梶芽衣子の美しくもやさぐれた雰囲気が堪らん。

この映画で描かれるのは何か目的がある訳でなく無軌道にその街で生きていく彼女たちの姿。
ストーリー自体は若者の行き場の無い暴発寸前の感情を顕わにしている様に思える。

この時代の映画だなと思わされるのが終盤のバギーとバイクで街中を走り回るカーチェイスシーン。地下街走り回ったり、歩道橋をバイクで駆けあがったり…。よくこんな危ないシーン撮影出来たなと思う。今の時代では無理そう。

演出面だと日付を表示するテロップの点滅して出す見せ方だったりサイケデリックな演出が特徴的。

後、今作はロックバンドが数組出演。個人的に大好きなバンド、モップスが出てたりオックスというGSグループがいたり旧芸名アンドレ・カンドレ時代の井上陽水が出てたりしてる。
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