やっぱりノワール映画は夜見るに限る。
出会って間もないテグとジェヨンの間にある形容し難いけれど確かに存在する繋がり。愛とも言い難い、束の間、心を埋めてくれるだけの幸せに似た何か。
自分の痛みは麻痺してしまってよくわからなくなっても、互いが傷つけられると自分も痛みを感じる。
済州島はいつも美しいだけだと思っていた。けれど、ティントのついた静かな画、白昼の嫌な明るさ、どこか生温く曖昧な居心地の悪さを感じる。
不思議とヤクザ連中への怒りや憎しみを感じられず、ただ、心が傷つくことに痛みを感じた映画だった。
뻔히 안 괜찮은지 알면서
괜찮냐고 묻는 새끼들이 제일 싫어
