あかつか

さらば!2020年のあかつかのレビュー・感想・評価

さらば!2020年(2020年製作の映画)
5.0
サミュエル・L・ジャクソンがサミュエル・L・ジャクソンの役として出てるのかと思ってた。リブート版『ゴースト・バスターズ』の地下鉄職員レスリー・ジョーンズが行動心理学者役で出てて、遅まきながら「あ、全部作り物なのね」と気づいた。こういうノリ、『サウスパーク』みたい。ドキュメンタリー作りのいい教科書になるかもしれない。知らんけど。

非公式広報担当官スーザンのインチキさ。お気楽ママの「SNSでPTAに教えてもらったの♪」。ミレニアム世代や億万長者の勘違い支援。これこそが結局のところ民意の縮図なのかもしれぬ。あのアメリカ(イギリス?)ですらこんな感じなのだから、いわんや日本をや。

そしてちょこちょこ出てくるボリス・ジョンソンのネタ感。アメリカ(イギリス?)ではこんな扱いなのね。

「銃は有り余ってるのにマスクは足りない」ホンマやな。

「ウイルスは善人ヅラしない」確かにやつらは人を差別しない。

「フォーシーズンズ造園の駐車場で会見中に…」そこはもう忘れたれやw

日本では「戦争反対」と言うと「非国民」と言われ、「公文書を書き換えるな」と言うと「サヨク」と言われ、「差別反対」と言うと「日本から出ていけ」と言われ、「前夜祭の領収書みせろ」と言うと「反体制」と言われたりするけど、アメリカではマスクをすると「反トランプ」なのだろうか。

2021版ができたとしても対して変わらないかもしれんね。人間はそうそう変われない。
あかつか

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