あかつか

恋の豚のあかつかのレビュー・感想・評価

恋の豚(2018年製作の映画)
5.0
勝手に城定祭り7作目。第31回ピンク大賞最優秀作品賞とな。U-NEXTでは『世界で一番美しいメス豚ちゃん』というタイトル。

デリヘル嬢の主人公マリエの憎めなさ、可愛らしさもさることながら、カズくんの会話センスとズレ具合がツボ。不思議な魅力がある自由人を守屋文雄が好演。あるいは「カズくんのまわりの人々の映画」ともいえる。

切ない恋を描きながらも、誰も不幸に陥らないところがとてもいい。風俗や闇金が舞台でこんなにやさしい映画ははじめてかもしれない。主題歌『ラブ・ミー・テンダー』もぴったり。

あと毎回脇役のチンピラで登場する久保獅子が前々から気になっていたけど、今回もいい感じ。彼見たさに城定作品を見ると言っても過言ではないかも。
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