YAMAKASI ヤマカシのぺーのレビュー・感想・評価

映画 YAMAKASI ヤマカシ(2001)フランス/91分
監督 アリエル・ゼトゥン
脚本 リュック・ベッソン
　　 フィリップ・リヨン
　　 ジュリアン・セリ
主演 エース - チョウ・ベル・ディン

法律よりハートが大事だ。
パリに実在するストリート・パフォーマンス集団"ヤマカシ"をフィーチャーして制作された作品。
人生初のパルクールメイン作品。
面白そうで観てみたが面白くなかった。
普通で色々なんか違かった。
ただドーベルマンから逃げるシーンや警官から逃げるシーンがお気に入りなのでそこ好き。
あと医者のおっさんにムカついたからそいつにぎゃふんと言わせたのは良かった。
それ以外があまり気に入らない。
まずヤマカシの真似をして怪我した少年の心臓移植の為にこれほど本気に医療しない医者がいるのかとか、ヤマカシの彼等が脅威の身体能力を持っているのならばパフォーマンスとして企画して観客からお金を取る道は無かったのか？とか色々思った。
わざわざ本作を強盗で犯罪映画をやる必要はないだろう。
少年の心臓移植が間に合わなく、死を目前とするのならば、少年の最期の思い出になるようヤマカシの披露するパルクールを観る内容だったらジワッとくるものがあるかもしれない。
こういう作品の場合は、事故から色々な人々の葛藤を描けば良かったのに。
確かに法律は時にクソで人苦しめる、どうしようもない時に少年に笑顔を届ける別の選択があったのではないだろうか？
映像面では迫力がなく、ややスローテンポ。
洋楽は好きでヒップホップも好きだが本作の音楽はあまり好みではなかった。
中身が薄すぎた、期待以下。