Marilyn

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイのMarilynのレビュー・感想・評価

3.5
女性ジャズシンガー御三家の一人、ビリー・ホリディの半生を描いた作品。

1940年代のアメリカ。
大人気の黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリディは彼女が歌う楽曲「奇妙な果実」が人種差別をテーマにしていることからFBIに目を付けられることに…。

ビリー・ホリディをR&Bシンガーのアンドラ・デイが演じると聞いて気になってた作品。
ビリーの半生を描きながらも、ストーリー的にはやや期待外れでした。
が、アンドラ・デイの歌唱シーンが素晴らしかったので、それだけでも観た甲斐はありました✨
これが女優としてのデビュー作だそうですが、憑依したような演技にびっくり😳
今後もアンドラの活躍に期待してます!

残念だったのが、FBIとの対決がメインなのかと思いきや、いきなりビリーの恋愛の話ばっかりになり、何を伝えたかったのかがイマイチ分かりませんでした。
ビリーじゃなくて相手役のジミーを主人公にして、ジミー視点で描いた方がまとまってて良かった気がします🤔
ラストも強引にFBIの話に戻した感じでちょっとモヤモヤ…
あと登場人物が多い上に説明が少なく、誰が誰なのか分からない時がありました😓

ビリー・ホリディについては彼女の自伝「奇妙な果実」を少し読んだことがあるので、かなり波乱万丈な人生だったことも多少は知ってましたが、なかなかショッキングでした💦
母親が毒親すぎるし、ビリーが常に男が切れない感じだったのは愛情に飢えてたんだろうな😢
誰かが薬を断てるように支えてくれたら良かったのに😭

「奇妙な果実」の歌詞の意味を知った時は衝撃でした…。
今もまだ同じようなことが続いてると思うと苦しくなりました😢

別のビリー・ホリディの自伝的作品もしんどそうだけど、観てみたいです✨
Marilyn

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