そして俺は、ここにいない。のざうるすのレビュー・感想・評価

ウリセスの個性とアイデンティティの強さは、彼がもともと持っているものなのか、それともモンテレイの社会が作り出したものなのか、、
両方な気がした。踊りにしかアイデンティティを感じられなかった社会で育って、それが受け入れられない社会の現実に直面して、どれだけ辛かっただろう。。一方でウリセスのような地域特有の個性を持っていて、それにすがって変わる気がない人を受け入れられないとか、ただ好奇な気持ちで見てしまう人々の気持ちもなんとなくわかって、誰も悪くない、どうしようもなさに切なくなった。