地球外生命体

クー!キン・ザ・ザの地球外生命体のレビュー・感想・評価

クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)
2.9
ソビエト連邦時代のジョージア(グルジア)で1986年に製作され世界中でカルト的人気を集めたSFコメディ『不思議惑星キン・ザ・ザ』を、ゲオルギー・ダネリア監督が自らの手でアニメ映画化。本作の完成後、2019年に88歳で逝去し、遺作となった。

社会主義体制の中で製作された実写版を、レトロ感が漂いつつも未来を感じさせるアニメに再構築。大きな変革の波にある現代ロシアを戯画化して描き出す。

有名チェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクは、雪に覆われたモスクワの大通りでパジャマ姿の異星人と遭遇し、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまう。そこは見渡す限りの砂漠が広がり、身に着けるズボンの色によって階級が分かれる場所だった。「クー!」という言葉で会話する異星人たちを相手に、地球に帰るべく奮闘を続ける2人だったが……。

★2013年アジア太平洋映画賞
アニメーション作品賞
★2014年ニカ賞
アニメーション作品賞
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