ヨダセアSeaYoda

アメリカン・ユートピアのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.9
"未完成な世界の改革は必要だが、
我々の内心の変革も必要なのだ。"

 「非の打ち所がない」という点で満点なのですが、5.0は思い入れも含めた本当に特別な作品だけなので、念の為ひとまず4.9です。
 今後思い入れの深まり次第で5.0になる日が来てもおかしくない作品です。


【感想】
僕は今日、ライブに行ってきました。
本気でそんな気分で帰ってきました。

 合唱してサークルモッシュしてダイブして跳ねて汗だくの髪を頑張ってタオルで拭きつつ余韻に浸るライブ帰りのような、まさにそんな気分で帰りました。

 立つ事も、手を叩く事も、歌う事も、歓声をあげる事も許されない映画館ルールを、こんなに辛く思ったことはありません。
 跳ねて踊って「フゥー!」とかいいながら拍手したくなりました。


 完璧に洗練された歌・ダンス・演奏・フォーメーションパフォーマンス、そして照明と音響。
 その場で観ていたら何度も興奮に涙を流したのではないでしょうか。


 という、ライブとしての楽しさは勿論、"複数台カメラがあるからこそ観れる映像" という点で、映画として最高だった事も間違いなし。

 社会派なメッセージ部分ではしっかり号泣もしました。(やはりスパイク・リー監督でした。)

 ベース経験者としては、「あんなん弾きながら歌って踊ってる…!?」とボビーのパフォーマンスに感動しました。
 推しはパーカッション兼ダンサーのジャクリーンです。

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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(21.06.03)
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