マッチョイズムという言葉が広く流布された背景には、そもそも力で評価・支配することへの批判が高まっていたことが挙げられる。そして、その「力」のあるべき姿は何なのか、改めてイーストウッドが向き合ったんだ。
もちろん物語のクオリティも大事だけど、「誰が言っているか」は映画作品としてものすごく重要事項で、イーストウッドが90年の人生を経て作品内で語っていること自体に価値がある。言葉は同じであったとしても絶対に二番煎じにはならない。
そして、この感想と全く同じことをこれからもイーストウッドの新作 で言っていきたい…。