ゆずきよ

クライ・マッチョのゆずきよのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
2.7
観ていなかったイーストウッド監督作品の一つ。
いつの間にか配信されていたので鑑賞。
絶対に違うとわかっていますが第一印象はネガティブなムキムキな人が出てくるのかと思っていました。

物語は、かつて有名なロデオジョッキーで調教師のクリント・イーストウッドが、元上司から自分の息子をメキシコから攫ってきて欲しいと言われると言う話。
相変わらず導入部分の作り方好き。
新聞の写真が動く演出とかオシャレです。
どの役でもいつもすぐ了承しないイーストウッドは嫌々メキシコへ。
そこで目的の少年エドゥアルド・ミネットと出会いロードムービーへ。
ここでもすぐに納得せず反抗するイーストウッド。
一つネタバレします。
マッチョは鶏の名前でした。
どゆこと?
ロードムービーとは言いつつも様々な場所に行くというよりは一つの街でゆったりとした日常を送るのがメイン。
個人的に恋愛模様はいらなかったかな。
そのまったりとした感じから緊迫した所へなるのかと思いきや特に何も起きず。
最後も急な展開が一つあったかと思いきやマッチョ大活躍で終了。

クリント・イーストウッド監督の作品はこれで全体の80%くらいは観たと思います。
それでもまだ観てない作品もあるのかと驚くと共に私はこの映画はその中でもそんなに好きじゃ無いかな。
ゆったりとしていて良いのだけれど何かが起きそうで何も起きないしだからと言って目に楽しい映像というわけでも無い。
個人的には期待していた作品とは違ったという印象です。
最後に関しても解決したようで何も解決していなくて丸投げ感が出てしまっている気がします。
こういう映画は嫌いじゃ無いしむしろ好きな方だと思うのだけれどクリント・イーストウッドがだからこそというのを期待し過ぎてしまったのかも知れません。
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