淡々としたストーリー展開で、正直イーストウッドじゃなきゃ、見なかったかもしれない。
イーストウッド、58歳で一度このマイク役を打診されときは自分はまだ若過ぎると断ったそうだが、今回の撮影時点で御歳91とは、15年ほど待ち過ぎだよw
しかし老いたりとは言え、流石のイーストウッド。車の乗り降り動作はすっごい爺ちゃん味感じさせるものの、時々91とは思えないシーンもあって、本当は幾つなんだ？とこちらを混乱させてくるのが面白い。普通、91歳にデニム履かせるだけでも本人にはキツイだろうに。
誘拐逃避行の初っ端、ラフォの無断乗車判明時に、なぜマイクが怒って子供を降ろそうとしたのかがよく分からんかった。
子供の母親に脅されたから？とは思うが、過去のイーストウッド演じる様々な役柄たちが邪魔をして、飲んだくれのロクデナシ女にちょっと脅された程度で彼が引き下がるはずがない、と私の脳が勝手に判断してしまう。借りがある人間の依頼を諦めようとするほどのっぴきならない事情があるはずなのに、その理由は最後まで分からず仕舞いで、その点だけ、モヤモヤが晴れない。
