まいこ

レミニセンスのまいこのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.0
ヒュー・ジャックマンが記憶に潜入するエージェントに扮したSFサスペンス大作。「インターステラー」「ダークナイト」などクリストファー・ノーラン作品で脚本を担当してきた、クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作を手がけ、ジョナサンの妻でテレビシリーズ「ウエストワールド」のクリエイターとして知られるリサ・ジョイがメガホンをとった。

海面上昇により、多くの都市が水没した近未来。顧客の望むままに記憶を再体験させるサービス業に従事する男は、検察からの依頼を受ける。それは、ギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的を掴むというものだった。

ノーラン家は水没都市とファム・ファタールがお好きなのでしょうか。ノワール万歳。情景にしみじみとしながら、詩風に紡がれる言葉の数々はまるで小説かのよう。世界観がとても好きなのでこれでオープンワールドのゲームだったらずっと浸っていられる。「オルフェウス」と見るなのタブーが物語の全体を総まとめ、最終的に選択したその先つまりハッピーエンドは人さまざま、な展開に神話オタクは嬉しくなってしまいました。記憶も未来もどちらもかけがえのないもの。
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