RaLa

マイ・ダディのRaLaのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ダディ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【試写会】
「誰かの逃げ場所になれたらいいな。」
そんなことをずっと思っていた。
それは、間違ってるんだなと思ってた。
でも、間違ってない。

お母さんは子供の前では、
母親でいなくてはいけないかもしれない。
でも、私の前では
私が作った作品の前では
どんな自分にでもなってくれたら嬉しい。
たった数時間かもしれないけど
お母さんじゃない貴方でいてほしい。
私はずっとそれを望んでたんだなぁと、
自分の想いを具現化できました。

ごめんね。
私、孫の顔見せてあげられないと思う。
でも、お父さんやお母さんの支えになるような
二人を包み込めるような、
背中を押せるような、
そんな作品を作れる表現者になります。


そんなふうに思ったのは、
お母さんが、
お母さんでいなくちゃいけないって思わなければもうすこし違う人生だったんじゃないかなって思ったから。
たしかに、乗り越えられないような壁は
与えないのかもしれない。
でも、もしかしたら回避できたことなのかもしれない。

当たり前だと思わないことが
感謝できる理由なのかもしれない。
当たり前と思いたくない。
RaLa

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