キョロ

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのキョロのレビュー・感想・評価

3.5
「お母さんが遺したステキな贈り物」

あの大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚です!!!
個人的に今年1番期待していた作品です。
その期待を軽く越えられてしまい、スクリーン出る前に自分の顔は今人に見せても大丈夫な顔なのか本当に心配になったぐらい泣きました。
これからご鑑賞される方は本当に気をつけてください!!!
後半に畳み掛けてきますからね!!!

『チャーリーとチョコレート工場』での大きなテーマは親子、家族の絆ということもあり、今作品もその軸はブラさずにウィリー・ウォンカが如何にして世界的チョコレートクリエイターになったのかが描かれております。

今回、ウィリー・ウォンカを演じられたのは『デューン』でおなじみのティモシー・シャラメです。ルックスが甘い上に、説得力のある演技ができる俳優さんで、若いウォンカを演じる役としてはピッタリでした!!!
その他にも個性的な脇役を演じられた素晴らしい俳優陣には脱帽です!!!
(特に悪者社長3人組と宿屋の中年男女)

演技もさることながら、今作品は脚本が素晴らしいです。ファンタジーとリアリティの塩梅が非常によく取れており、こういう作品に多い、くだらねぇと匙を投げてしまうような感情に一切ならずに、コメディチックな演出も楽しむことができました!
ストーリーが進むテンポも本当に丁度良かったです!
その中で展開される感動的な親子の話、ウィリー・ウォンカママがこっそりと渡したチョコレートの中に忍ばせた「ある贈り物」を知ってからの展開でやられてしまい、本当に嗚咽抑えるのに必死でした!!!
本当に素敵な作品でした!!!!!

家族と過ごす時間が減って、存在を忘れてしまいそうになっているそこのあなた!!!
鑑賞後は、少しだけ過ごしたくなるかもしれませんよ。
キョロ

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