抹茶マラカス

大怪獣ガメラの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)
3.0
平成ガメラを神々しく崇めている割に無視してしまっている昭和ガメラが配信されていましたので。
まずドカーンと見せる初お目見えのシーンはゴジラ(1954)を完全に意識したカット。そこへの対抗意識が明確にあるので、ガメラが完全に悪、というか災害とかとして描かれ、そこに人類の叡智の科学が勝利する、という流れ。やっつけるのでもなく火星に送るという解決は斬新だが、ミサイルのサイズ感がバグる。これではガメラは平たくて人間より幾倍か大きい亀ぐらいのインパクト。知能も低めで、かなり本能に基づいた生物としてのガメラだった。