Iris

明日への地図を探してのIrisのレビュー・感想・評価

明日への地図を探して(2020年製作の映画)
5.0
キャスリン・ニュートンが出演していて鑑賞しましたが、初めはずっと微笑ましくて最後は涙が止まらないほど感動しました。

映像が美しくて温かくて、台詞の全てが名言で胸に刺さります。感性が刺激されるような映画でした。
特に𝟺次元の影のお話はとても面白かったです。
永遠に繰り返され眠ったままの日常で奇跡を探すシーンは幸せな気持ちで溢れます。
"明日への地図を探して"という邦題も鑑賞後に意味が分かり、エンドロールで心温かくなりました。しかし原題も魅力的ですね。

ファンタジー要素があるこの映画の世界観はとても私好みで、『アバウト・タイム』よりも個人的にこの作品の方が好きだと感じました。

人生のひと時ひと時は奇跡のようで本当に素敵なものです。この最高の映画に出会えたことも奇跡なのでしょう。

4次元の話だけど時間じゃない
じゃあ何かって考えてみた
ここは3次元の世界でしょ
でも私たちの影は平面で2次元よね
だったら3次元の影をつくる何かが4次元よ
私たちは4次元の人間の影ってこと─

私小さい頃ずっと4次元空間を探していた
理論的には常に存在してて発見できないだけよ
そこでは何でも見える
だから迷子になることもない
空間そのものが地図よ
でもなかった
きっと存在しないのよ
4次元の方が私を見つければいい──
Iris

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