ライオンキング、美女と野獣などアニメの実写化に対して懐疑的であった為、全然期待していなかったが足元をすくわれた。
面白かった。
ゼメキスとトムハンクス。
フォレスト・ガンプコンビのピノキオ。
これだけで十分話題性はあると思うが劇場公開はないのね。
1時間45分というコンパクトな上映時間も手伝って無駄がなく展開も多いためずっと集中して見れた。
最近のディズニー作品で感じる、過剰な人種やPC配慮は今回も感じたが、許容範囲だと思った。
ラストシーンのアレンジも自然だし、非人道的なシーンもちゃんとある。
トムハンクスの過剰な舞台演技はとても好印象。
子供がモノマネしたくなる感じ。
ミュージカルとしての音楽的な演出もよかったし、子供も大人も楽しめるエンタメ映画に仕上がっている。
作品自体はオーソドックスなのだと思うが、原作の良さも存分に残っており現代風のアレンジとしては少し歪な感じなのかもしれない。
ピノキオって描きようによっては全然「可愛い」キャラクターではないはずなのだが今作での彼はちゃんと可愛かった。
これが楽しめたポイントなのかも。
ここから下は少しネタバレ
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「早く人間になりたい」っていう主題は旧作と一緒だが着地点としてそれを鑑賞者の想像に委ねるのは良かった。
これに関してはとっくの昔に「妖怪人間ベム」がやっているが。