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ミス・メンドのaminのレビュー・感想・評価

ミス・メンド(1926年製作の映画)
3.4
三人、いや、四人の男と一人の女のアクション映画で、正直長いけれど、映画黎明期にこれだけのアクションが出来ていたことはやはりすごい。
なかなか捕まらない悪の親玉、このパターンは007シリーズ、MIシリーズに当然のことながら継承されていく。
ペストの船内感染シーンについては、ペストって感染から発症までそんなに早くないじゃんとか思ってしまうけど、まぁ、古い映画だし、仕方ないか。催眠術のシーンも、ちょっとダルい。何故なら、途中でまさかの人物が死ぬからである。現代だと死なないキャラなので、ショックなんだけど、登場人物たちがその死を簡単に乗り越えて行くから、ちょっと戸惑う。
ラストのエレベーターは良かったな。その後、エレベーターを使ったアクションは、『ダイハード』『ミッション・インポッシブル』『ターミネーター2』『羊たちの沈黙』などなど、枚挙にいとまがない。
去り際の電車の遮光の使い方が良かった。

カーテンがあれば、遮るか、開く。鏡があれば何面でも必ず使う。電話は鳴らさなければならない。映画の鉄則である。
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