フェミニスト映画だって食わず嫌いせずに、色々な人に見て欲しい。特にフェミニストを嫌ってる人や関心がない人に。
ただの押し売りじゃなく、フェミニズムの危うさも描いてるから、行き過ぎるとそりゃ嫌われるよなとも思う。
一番素晴らしい所は、クラウディアをちゃんと描いていることだと思う。
モキシーに傾倒していくヴィヴィアンに対し、力になりたいけど、規律を破ったり大胆なことはできないクラウディア。
実際に立ち上がって何か行動することができる人やアンチの矢面に立てる人、差別の被害に遭ったと主張できる(気付ける)人は一握りで、大部分の人がクラウディア側だと思う。「大げさだよ」「行動したところで何が変わるの」って言う人もすごく多い。
自分のペースで自分のやり方で戦うクラウディアに共感したし、派手な活動ができなくても、アンチを言い負かす自信がなくても、派手な差別エピソードがなくても、自分のできる所から声を上げていいんだという勇気をもらった…！
(あと欧米人が選ぶ典型的なアジア人じゃなくて、ローレンサイ(超美人)なのも素敵だった)
彼氏にレイプされたっていう話もリアル。恋人同士なら同意の元だったんでしょ？で片付けられそうだし、誰にも言えなくて辛かっただろうな…。
性犯罪って打ち明けづらい上に、被害者の気持ちが罪の根拠になるから、勇気を出して打ち明けたとしても、周りの反応によっては『やっぱ大げさに騒ぎすぎかな』って思っちゃう可能性がある所が難しい。
男性社会から、二重に被害を受ける可能性があるんだな〜と感じた。
セスの腕にVIVIANのシーンでなぜかうるっときた。セスのこと大事にしてほしい笑
フェミニズムは女性だけのものじゃないってことが受け入れられる社会になるといいな〜。
バリアフリー賛成って健常者が言ってもいいくらいの気軽さで、ジェンダー主流化賛成って言える男性が当たり前にいてほしい…
