いち

CUBE 一度入ったら、最後のいちのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

本家のイメージがあるから余計にチープに見えてしまう。
まずセットがチープでバラエティのスタジオのよう。重厚感がない。
照明も明るくて全体に光が回ってるせいで閉塞感もあまりない。俳優の顔ははっきり綺麗に見えるかもしれないけど。
キャラの感情に応じて照明の色が変わったり、始終鳴るBGMがあまりにも説明的すぎてわかりやすい通り越してうるさい。
キャラクター設定が雑。さえない主人公、寡黙だけど頼りになるおじさん、天才キッズ、ミステリアスな女、途中で発狂するやばいやつ、老害とスタンダードなメンバーだけど、役割がそのまますぎる。ランダムに選ばれたにしては美男美女しかいない(邦画あるある)の割には主人公が天才キッズの役割をすぐ奪う。
主人公への精神攻撃がドラマティックに編集されすぎててどうやってこの映像用意したん?とツッコミどころ多し。
なんで追い詰められてる感全然ないんだろと思ったら、罠のトリックを序盤で解いたから楽々道中だし、メインで罠で死ぬ人がほぼいない。(いるけど罠でというよりトラブルでといった感じ。)そして罠がチープ。
唯一の犠牲者も、それはよけられただろとツッコミたくなる。

閉塞感、襲いくる数々の残忍な罠、削られていく精神、その中での本性的な本家CUBEのイメージを薄くしてわかりやすくして薄めた感じ。
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