どよう

CUBE 一度入ったら、最後のどようのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
2.0
理由もわからず殺人トラップだらけの部屋に監禁された人々が脱出を目指して右往左往する元祖デスゲーム映画のキューブシリーズを菅田将暉さんを始めとする豪華俳優陣でリブートした日本版映画。
キューブの設定を使っただけのスペシャルドラマレベルの手抜き映画。原作の良さは再現されず、パロディとしても力不足でせっかくの豪華俳優陣の無駄遣いです。キューブファンの人が原作との共通点を見つけて楽しむぐらいしかやることがありません。
女性?と子どもは安全安心な現代的な世界観!原作のアフリカ系男性の勇姿を忘れてはいけません!
杏さんの存在は一体何だったのか、、、そのオチにするならもっと意外性のあるキャラクターや存在にしておいて欲しかった、、、ただ女性であるだけでほぼ無個性で背景を掘り下げることともなく怪しくもなく菅田将暉さんや中学生とも関係性を築いていない人物が実は、、、ってなっても何の感情も湧いてきません。
ラストに菅田将暉さんが再度出てきますが芸術的な串刺しトラップの部屋で死んだのではないってこと?
ここまでバカにした内容にするならもっと茶化した内容にしてくれれば逆に楽しめたと思います。
星野源さんのエンディングがオシャレに響きますがこれもまた謎です。
柄本時生さんの開幕トラップ死が最大の見どころというキューブファンも初見の人も菅田将暉さんのファンも誰も幸せにならない謎映画です。
邦題のイットを意識したようなサブタイトルのダサさは味があっただけに、内容は悪い意味で真面目に作っていたのが残念です。

スタート直後に芸術的ななトラップ死!
靴でトラップ確認!
大人は、、、嫌いだ。
音を立ててはいけない部屋!
私は罪まみれだ。人を騙したり裏切ったりずるいと言われることは全てやってきた。罰を受けるべきだ。自分は善人でないことは十分承知している。だがそれが私の、、、誇りだ。
僕が、、、変わらないとっ!
どよう

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