2022/02/08
2022年14本目(劇場7本目)
監督 J・ブレイクソン
ロザムンド・パイク
エイザ・ゴンザレス
andダイアン・ウィースト
"勇敢で愚かで残酷な女"
高齢者の介護後見人となり財産を騙し取るビジネスを行う主人公の女性が、1人の高齢者女性をターゲットに定めた事で、彼女の裏に潜む組織に追い詰められていく様を描くクライムドラマ。
傑作スリラー「ゴーン・ガール」が衝撃的だったR・パイクが、何者も恐れぬ悪女役を演じて彼女の真骨頂といった感じでした、こんなビジネスが実在するのかと考えるとゾッとします。
前半はテンポ良く進み引き込まれていくが、後半からは少しあり得ない感が強すぎて個人的には失速した様に、主人公の過去がもう少し深掘りされればもっと楽しめたかなと感じました。
R・パイクは勿論凄いが、謎の高齢者女性を演じた名女優D・ウィーストの普通の優しいお婆ちゃんに見えて、少しずつ裏の顔が表に出てくる感じが恐ろしかった。
善人が存在しない、結末も痛快ではないが、妙に納得できる作品でした。
