最初の1時間くらいは上手に描いてるなぁと思った。
それだけに後半の杜撰さがいただけない。
そもそも弁護士が複数医師の診断を申し出れば詰みってのが現実。
そこを無視して、さらにいろいろ無視して、どんどんご都合主義になっていく。
(水没車両脱出イリュージョンとか)
導入部分を見てこの作品は社会派映画で福祉制度に疑問を投げかける内容という印象があった。
なので、リアリティは凄く肝心な要素だと思って見ていたんだけど、どんどん現実とかけ離れていく内容で私にはそれが受け入れられなかった。
ラストでちょっと気が晴れるのでまぁ悪くはないかなって感じ。
あと、観終わってからあらすじみたけどあらすじにロシアンマフィアの存在を書くとか台無しすぎでしょ。
その存在がわかんないからこそ主人公に目をつけられたおばぁちゃんがどうやって抗うのかとかワクワクしながら観れるのに。
それ書いちゃうとほぼネタバレ。