RIO

14歳の栞のRIOのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.9
今日のうちに明日はすでに潜んでいる
2年6組の教室の端に書いてある

大人になって成りたくないこと

自分は怪我をしていて動けないから
やれるのにやらない奴は見ていてもどかしい
できることなら最後までやって欲しい

学生の時は時間とかお金も関係ないし
学校の友達が心の多くを占めている

クラスの1人ずつに話して貰いながらひたすらに教室の毎日を観てゆく
ダルさを纏ったような言葉 今の自分ではダメなんだ それでもそんな毎日が続くとそれが当たり前になる
言葉だけでは分からないもの
誰かが来なくなってもそれが当たり前の事になる だけど誰かは忘れないで考えている

知っているし気になっているけれど
触れたくない
そうやって1日は過ぎていく

成績表を貰うとこで誰かが大きな声で要らない要らないって連発してたのが可笑しかった

信じて踏み出すことしかできない
長い桜並木を歩く蕾のようなみんなを見ながらまた会いたいって思った
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